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なんだなんだ、そうだったのか

娘が発達障害だった、と思ったら私もでした!人生半ばで気づいたよ。まったく新しく見える世界を、観察していきます。

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【発達障害は増えている?】

発達障害の診断をされる子どもが増えてきているけれど、それってどうなの、という話がある。

 

グレーゾーンなのに過剰に病名をつけているのではないか、とか、

学校で昔よりも子供たちを管理統制しようという空気が濃く、少しでも大多数から外れた行動をする子はみんなすぐ発達障害にされてしまうのではないか、とか、

そもそも発達障害という「疾患」自体、製薬会社がバックにいる一部の人々が捏造したものである、とか。

 

それぞれの是非はとりあえず置いておく。

一理ある部分もあるだろうし、そうとばかりも言えない部分もある。

 

娘の発達凸凹が分かってから、私も自分自身の発達障害を疑うようになった。

 

そんな中、私も考えた。

 

発達障害が5%とか、1割とかいるって言うけれど、

そんなにたくさんいたらそれって本当に「障害」なの?

もうそこまで多いなら、単に全体の中で脳の機能がいわゆるスタンダード(んなもんあるのか?)と違うグループが一定数いる、ってだけの話じゃないの?

それでも数の原理で、9割が当たり前と思っている常識やシステムがあるなら、 少数派はそこに合わせていかないと生き残れないわけだから、 それが難しい人たちは「障害がある」ってこと?

 

そもそも発達障害の診断は、血液検査で抗体が出る、みたいに、可視的なもので簡単につくわけではなくて、テストや生育歴や本人の困り度などを総体的に考え合わせて下す、という、なんともグレーなもののようである。

自閉症スペクトラム」、というくらいで、いわゆる「定型」発達と発達障害の間に決定的な違いがあるわけではなく、あくまで「特定の傾向が強い」というだけで、地続きなのである。

どこまでを「正常」として区切るか、どこを境界とするか。

社会がそれをどう定義するか、というのは、そのときどきの 社会そのものが反映されてる、ということなんだろう。

 

発達障害は、そもそもどうして存在するんだろう?というかどういう存在なんだろう?

 

まずは劣性説というのがあると思う。

なんらかの原因で脳が「正常な」発達をしなかった、これは不具合が出ている状態なので生き物としては劣性である(何かあったら滅びる)。

 

あと最近見かけて面白いなーと思ったのは、当事者が発信していたニュータイプ説。一つの種が皆同じ発達をしていたら、何か大きな外的衝撃が起こったときに全滅してしまう。そのために新しい、または多様性を持った発達の形態が出てきている。つまり我々は新しい可能性を担って生まれてきた!

 

これもどっちもあるなという感じだけど、私が現時点で採用している認識はこう。

発達障害は別に劣性ではない。ただし人間は社会的な動物なのでその社会の中でうまく生きていこうと思った時に大多数と違う脳の機構になっているということは、生存のためには不利ではある。

ニュータイプ説は、当事者としてはとてもワクワクするし勇気づけられるけれど、私は生命の進化が何かの目的のために起こっているとは思わないので、ただ、現実に、発達の仕方が大多数の人と違う人が一定数存在する、という、シンプルな事実があるだけ。

 

それは人間という種の中で多様性をもたらして、未来に何かしら良い結果を生むかもしれないし、別に何も生まないかもしれない。

単純に社会に適応できないため淘汰されて行くだけかもしれない。

そんなのはきっと、宇宙の知ったこっちゃない案件である。